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題 名 : DVD化されない映像(編集済)
名 前 : 名もなき依頼人
番 号 : 番号52(→返事を投稿 / →再編集/削除

皆様、初めまして!

名もなき依頼人と申します。

早速ですが、ヤマトの作品の中で、「完結編(35mm版)」や
「交響曲」、「ミュージック・シンフォニー」のシリーズは、
どういう理由で、DVD化されないのでしょうか?
ご存知の方がおられましたら、是非、教えて下さい。

又、「ヤマト・完結編(35mm版)」は、ビデオ化こそされましたが、
LD化は、されていませんし、又、どの放送局に、リクエストしても、
放送して貰えません。(そのビデオも、現在では、廃盤の状態です。)
何故、テレビで放映されないのでしょうか?
この件に関しても、ご存知の方がおられましたら、教えて頂きたいの
ですが…。

宜しくお願い致します。

2005年4月23日23時49分(土)


題 名 : Re:DVD化されない映像(編集済)
名 前 : 名もなき依頼人
番 号 : 番号71(→返事を投稿 / →再編集/削除

「交響曲」は、2005年6月22日付けで、DVD化されましたね。
残っているのは、「完結編(35mm版)」と1984年〜1985年にかけて、LD化された、「ミュージック・シンフォニー」のシリーズだけになりました。
是非、これらの作品もDVD化して欲しい物です。

2005年11月27日22時10分(日)


題 名 : Re:DVD化されない映像(編集済)
名 前 : 自称初心者5秒前
番 号 : 番号95(→返事を投稿 / →再編集/削除

どうも、はじめまして。


最初にお断りさせていただきたいのですが、私は、特に関係者とか業界通というわけではありませんので、以下に述べる内容は、あくまで、私の持つ断片的知識にもとづく推理や推測に過ぎません。その点は、どうか、ご理解くださいね。


まず、TV放送については、非常に単純な理由として、放送局用の素材、つまり放送用フィルムとかビデオテープとかが、存在しない(=作られた事が無い)だけなのではないでしょうか。
完成品、つまり完全版と称した70mm版が作られて、劇場公開やTV放映した後となっては、35mm版の場合、商品としては「未完成品」ということになりますから...。

まず、35mm版の劇場公開が83年3月、70mm版の公開が同年11月ですね。
で、(35mm版か70mm版かを問わず)完結編自体のTV初放送が、翌84年3月(=日本テレビ「水曜ロードショー」枠)で、これは70mm版でした。

この流れで言うと、35mm版は、そもそもTV放送されたことが無い(=される機会が無かった)わけですから、当然、放送用の素材が存在しない事になります。
つまり、35mm版を、今からTV放送する場合、まず放送用の素材を作ることから始めなければならないわけです。

しかし、それこそ権利関係から含めて、わざわざ「未完成品」の35mm映画を、一から(放送用に)変換して制作するようなメリット(=利益)って、ほとんど無いのではないでしょうか。

まず、不特定多数の一般視聴者に向けて放送され、その分、利益になりやすい、地上波での需要は無いでしょう(既に有る70mm版で充分という話になるでしょう)。
一方、ある程度は、マニア向けとなる有料CS放送などでも、わざわざ「この作品は、不完全な未完成品です」と断りを入れた上で、放送しないといけないでしょうし、入れたら入れたで、また、入れないなら入れないで、面倒なクレーマーが苦情を言って来そうです。
それぞれ、「金払ってるのに、不完全とか未完成とか何事だ」「(不完全な未完成品ということを)黙って放送するのは、けしからん」みたいな。


ただ、放送用素材については、昔はともかく現在は、販売用のビデオソフトか、またはその素材(=マスターテープ)を、ほぼそのまま流用していることも多いように思えます。

放送用の権利(=放送権)と、ビデオ販売用の権利(=ビデオ化権)は、もともと独立して扱われてきたので、商品(=放送の場合は放送用素材)としては、別々に作られて販売(=放送用素材はTV局へのみ販売)されるのが、昔は普通だったはずです。

現在では、この辺が、権利的・技術的にどうなっているのか、私も一番わからないので、誰かに教えていただきたいです。

35mm版は、販売用ビデオソフトが発売されていましたから、その辺から素材を作る(=流用する)ことができるとしたら、権利関係はともかくとして、コスト的には現実性がある、つまり容易に作れるように思えます。

ただこれも、もう古い話で、当然、ビデオ販売会社(確かVAPだったと思いますが)との販売契約も切れているでしょうから、商品(=販売用ビデオソフト)そのものはもちろんですが、商品制作用の素材(=マスターテープ)とかも、残っていないんじゃないでしょうか。
ビデオ会社は、契約が切れたら、本来は破棄しなければならないはず、と思うんですが・・・。

発売元のウエストケープ(=西崎義展の会社、というか個人事務所)の方に、その時のビデオ制作用の関係素材があったりする(あるいは、した)ものなのかどうかは、これは私には全然わかりません。


ビデオ化はされたのに、なぜLD化されなかったのか?、という点については、当時はビデオは高価で(価格が1本2万円以上しました)、今よりはレンタル店向けの販売が大きく、わざわざ映画館まで観に行かない・行けない、つまりビデオなら借りて見る・見られるという客層が多かったので、不完全だろうと未完成だろうと、劇場公開から発売まで、あまり時間を空けられない、という事情もあったでしょうね。

つまり、レンタルビデオ店が身近な町の映画館と化してきていて、特に大作は、劇場公開と同時か直後のビデオ販売が普通になりつつあったので、不完全でも未完成でも、映画会社や映画館を待たせられないのと同じように、ビデオ販売会社やレンタルビデオ店を待たせられない、という感じだったのではないでしょうか。

一方で、LDの方はレンタルというのはほとんど無く、高品質を求めるマニア・コレクターといった個人が、直接の主要な客層ですし、市場が小さくて、その分、影響も小さいですから、完全品である70mm版の完成を待っての発売が可能だった、ということではないでしょうか。




2006年3月15日17時59分(水)


題 名 : Re:Re:DVD化されない映像(編集済)
名 前 : 名もなき依頼人
番 号 : 番号96(→返事を投稿 / →再編集/削除

>まず、TV放送については、非常に単純な理由として、放送局用の素材(=放送用フィルムと
>かビデオとか)が、存在しない(=作られた事が無い)だけなのではないでしょうか。
>完成品、つまり完全版と称した70mm版が作られて、劇場公開やTV放映した後となって
>は、35mm版の場合、商品としては「未完成品」ということになりますから...。

自称初心者5秒前さん
こちらこそ初めまして

確かに、35mm版に関しては、製作者サイドからみた場合、未完成の作品の様ですね。

しかし、私が納得行かないのが、同じく未完成の作品で、「未知との遭遇」(洋画)に関しては、
「77年度版」(未完成版)、「特別編」(完成版)の2作品共に、テレビ放映、LD化されていますよね…。
ジャンルは違いますが、何故、「未知との遭遇」はOKで、「完結編」は駄目なのか?
此処が、納得行かないのですよ!

まあ、素材その物が、現存していないのなら、放送が出来る訳がないですが…。

2006年3月16日0時31分(木)


題 名 : Re:Re:Re:DVD化されない映像(編集済)
名 前 : 自称初心者5秒前
番 号 : 番号97(→返事を投稿 / →再編集/削除

「名もなき依頼人」様、わざわざ私の文章を読んでいただいて、大変ありがとうございました。


「未知との遭遇」の例ですが、あれは、そうですね、当時としては、スピルバーグ監督のハリウッド超大作で大ヒット作だから許された、例外中の例外と言っていいでしょうね。
「特別編」製作・公開の背景には、ちょうどヤマトの著作権裁判に見られるような、大騒動があったはずです。

なお、「特別編」での違いは、初公開版の製作時、最終編集の際に(上映時間の関係で)削られた、ラスト辺りのカットの再追加が中心、というか、ほとんど(?)なので、未完成というのとは、基本的に違うでしょうね。
つまり、扱いとしては、あくまで(単なる)編集上のバージョン違い、ということになると思います。

少なくとも、私の知る限りでは、初公開版の方を、製作側が公式に「未完成版」と呼ぶことは無かったと思うのですが・・・。
実際、そう呼んでしまうと、「商品」にならないでしょうし、そのための「特別編」という表記、つまり、おまけ(?)付きの追加サービス版というだけで、最初に公開したやつでも、充分に完成・完結していますよ、ということでしょうし・・・。

いわゆる、「大人の事情」というやつですね(笑)。


「完結編」公開の頃は、ちょうど、アニメやアイドル映画の、未公開シーンを付け加えた(だけの)「完全版」とか「完璧版」とかの再公開や放映・販売が流行っていて、そういうやり方への疑問や批判も、少なくなかったんですよね。
「子供相手だから通用する、まさに子供騙しだ」みたいな。

そうした中での、完結編完全版あるいは完璧版と称した70mm版の公開だったので、ファンはともかく、世間の目は、かなり厳しいというか、冷たいものでした。
しかし、これは明らかに誤解に近いと思うのですが・・・。
当時の西崎義展へのインタビューによれば、なんと1億(!)かけて作り直したそうで、この頃には、あの人は何をやっても、すっかり悪役扱いされていたのが、何だか哀れでした。

もっとも、それぐらい35mm版って、不完全・未完成品だったとも言えるのかもしれませんし、それを劇場公開やビデオ販売した責任っていうのは、あるような気もしますが・・・。

そういった当時の事情も、35mm版が「商品」として封印されてしまったことに、影響しているのかな、という気もします。


ただ、いわゆるディレクターズカット版など、現在では、同一作品で異なる複数のバージョンが商品化されていても、珍しくないですよね。
そういう意味では、今なら35mm版も、せめて「DVD−BOX」などに、映像特典として収録されてもいいんじゃないかな、と思います。
そういった形で、一度あらためてマスターテープ化がなされれば、流れとして、その後の商品化も、容易になると思いますね。


もう、昔のことですが、35mm版と70mm版を、レンタルで別々の店から(さすがに同じ店には両方は無かったので)同時期に借りてきて、見比べてみたことがあります。
両者の違いは、こういったインターネットの掲示板などでは、結構、話題になっているようですね。・

個人的には、音楽や効果音の付け方(=量)の違いが、印象に残っています。
35mm版の方が、常に賑やかでTV的なのに対して、70mm版の方は、要所要所での効果を狙ったのか、抑制的で落ち着いた感じになっていたと思います。

ただ、映像の方は、やはり時間が無かったのでしょう、フィルムの露出(?)が悪いというか、不鮮明な感じのシーンやカットが目立ちましたね。


2006年3月16日20時18分(木)


題 名 : Re:Re:Re:Re:DVD化されない映像(編集済)
名 前 : 名もなき依頼人
番 号 : 番号99(→返事を投稿 / →再編集/削除

>つまり、扱いとしては、あくまで(単なる)編集上のバージョン違い、ということになると思います。

自称初心者5秒前様

「未知との遭遇」の「77年版」と「特別編」は、単なるバージョン違いと言う話でしたっけ?
当時の私の記憶では、スピルバーグ監督は、当初、公開したくなかったが、時間の関係も有って、上の強い意向で仕方なく公開し、監督自身は、納得していなかったので、「特別編」と言う形でもう1度、納得する物を製作し直した作品だったと記憶しています。

特別編公開後は、一時、「77年版」は、ネガが存在しないと言う話も聞きました。

結局、「77年版」は、LD化されたので、「ネガ不在」説は間違った情報だった訳ですが…。

(私の記憶が、正しくなければ、ご免なさい。)

2006年3月19日4時12分(日)


題 名 : Re:Re:Re:Re:DVD化されない映像(編集済)
名 前 : 名無し
番 号 : 番号2872(→返事を投稿 / →再編集/削除

Wikipediaでは
2008年の時点で、35mm版のビデオ(VAP版)及びレーザーディスク(前述のアクエリアスのシーン
は、カットされた後の状態で収録されている)を入手するのは困難だが・・・

となっていますが
レーザーディスクは70ミリ版しかないんじゃないでしょうか。






2011年2月15日22時33分(火)


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