Visual Book【1】 >> 無限に広がる大宇宙

ヤマト会議より発売されている『Proud of YAMATO Visual Book』。

光沢のある黒に、箔押しの金でタイトルが印刷されています。そして、ハードカバーでずっしりと重い。企画者の“こだわり”が感じられる装丁。

 

ページをめくっていくと、2ページ目にまっ黒なページ。

そこに書かれたナレーション。

3ページ目には、遊星爆弾により赤茶けた姿に変貌してしまった、地球の地表。

 

西崎義展Pが保管していたという制作資料の数々。

制作が終わればただのゴミと化す資料を、保管していた西崎Pは尋常ではありません。

38年の時を越えて、我々ファンの前に姿を現す──。

 

この本に収録されている数々のビジュアルが、当時撮影されたものではなく、今、新たに撮影されて収録されていると言う事実。

 

この赤茶けた地表は、背景画でしょうか。

紙が折れたことによる、傷もそのままの状態です。

 

38年前の撮影後、どのように保管されてきたのでしょうか。

日々大量に作られるアニメ素材と共に、そのまま段ボール箱に投げ込まれたのかも知れません。

 

もちろん、この程度の傷は、Photoshopなどを使えばデジタル修復可能です。

それを敢えてしていないということは、そのままの状態のものを見て欲しいというメッセージでしょう。

 

細かく書き込まれた地表よりも、そんな傷の有様に、そんなことを考えてしまう私なのです。

この地表は、HDリマスターされたBDだと、綺麗に確認できるのでしょうか???

2012年10月25日 更新

Proud of YAMATO

2012年5月5日にヤマト会議より発売された今までにないタイプの美術書。

A4サイズ・ハードカバー、カラー112ページの高級感溢れる装丁の本です。漆黒のブラックに金文字。制作者のこだわりが感じられます。ここではその『Proud of YAMATO Visual Book』の紹介をしていきます。

販売はヤマト会議ヤマトクルーのサイトで行われています。ヤマト会議ではクレジットカード、銀行振込、コンビニ払いやFAXでの注文にも対応しています。また、実店舗ではまんだらけにて販売されるようです(詳細はヤマト会議をご覧ください)。

監修:西崎彰司、制作協力:ボイジャーエンターテイメント・Westcape corporation、そして東北新社の認可を受けているオフィシャル公認本です。